# Webアプリ脆弱性診断ツール比較【2026年版】— OWASP ZAP / Burp Suite / Semgrep / 商用・国産SaaSの選び方

> Webアプリ脆弱性診断ツールを、種別（SAST/DAST/SCA/シークレット）と役割で正しく選ぶための比較ガイド。無料のZAP(Apache-2.0)と$475/年のBurp Suite Professionalの違い、Semgrep等のSAST、npm audit/Dependabotの依存診断、国産SaaS型（AeyeScan/VAddy/Securify）、商用統合DASTまでを、規模・予算・体制別の選び方フローとともに、ツールでは塞げない領域も正直に示します。

- 公開日: 2026-06-28
- 著者: 友田 陽大
- タグ: セキュリティ, 脆弱性診断, OWASP, DevSecOps
- URL: https://tomodahinata.com/blog/web-application-vulnerability-scanner-tools-comparison-zap-burp-semgrep-guide
- カテゴリ: アプリ層セキュリティ
- 総合ガイド: https://tomodahinata.com/blog/nextjs-supabase-application-security-guide

## 要点

- 脆弱性診断ツールは『1つで全部』はあり得ない。SAST（コード）・DAST（動作）・SCA（依存）・シークレットスキャンという役割の違う層を、組み合わせて使う。まず種別を理解するのが選定の起点
- DASTの主役比較：OWASP ZAPは完全無料（Apache-2.0、Checkmarx体制でも維持）でYAML自動化とGitHub Actions連携が強い。Burp Suite Professionalは$475/ユーザー/年で、検出種別の多さとUI・手動テスト機能が強い。CI内製ならZAP、手動精査重視ならBurp
- SASTはSemgrep（OSS＋OWASPルール＋SARIF）がコスパ最良の出発点。SCAはnpm audit＋Dependabotで十分。シークレットはGitleaks＋GitHubのPush Protection。ここはすべて無料で揃う
- 国産SaaS型（AeyeScan/VAddy/Securify）は、AI自動クローリング・日本語サポート・CI連携で『専門知識なしの内製自動診断』に強い。OSSの運用工数を買い取る選択肢
- どのツールも『水平の穴』止まり。認可/IDOR・業務ロジック・テナント分離（垂直のリスク）は、ツールの種類を増やしても塞げない——ここから先は手動診断・監査の領域

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「脆弱性診断ツール、結局どれを使えばいいのか」——この問いに一言で答えると、**「1つでは足りない。役割の違うツールを層で組み合わせる」**です。SQLインジェクションを探すツールと、依存ライブラリのCVEを探すツールと、認可の不備を探すツールは、見ているものがまったく違います。

ツール選びで失敗する典型は、**「有名な1本を入れて満足する」**ことです。Burp SuiteもZAPも優れたDASTですが、それだけでは**コードの中身（SAST）も、依存の脆弱性（SCA）も、漏れた秘密（シークレット）も見ていません。** 本記事は、まず**種別の地図**を示し、その上で各カテゴリの定番を比較し、**規模・予算・体制別の選び方**まで落とし込みます。

先に結論の地図を出します。

| 層 | 種別 | 見るもの | 無料の定番 | 商用/SaaSの定番 |
|---|---|---|---|---|
| コード | **SAST** | ソースのデータフロー | **Semgrep**, CodeQL | Snyk Code, Checkmarx |
| 動作 | **DAST** | 動いているアプリ | **OWASP ZAP**, Nuclei | **Burp Suite**, Acunetix, Invicti |
| 依存 | **SCA** | lockfile / 依存ツリー | **npm audit**, Dependabot, OSV-Scanner | Snyk Open Source |
| 秘密情報 | **シークレット** | リポジトリ・差分 | **Gitleaks**, GitHub Secret Scanning | GitGuardian |
| 統合SaaS | **自動診断** | 上記をまとめてSaaS化 | — | **AeyeScan / VAddy / Securify**（国産） |

以下、層ごとに「どれを、どんなときに選ぶか」を具体化します。

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## 1. まず「種別」を理解する — SAST / DAST / SCA / シークレット

ツールは、**観測する対象**で分類すると一気に整理できます。

- **SAST（静的解析）**：コードを**実行せず**にデータフローを追う。早い段階（コミット/PR）で回せ、修正箇所が特定しやすい。反面、実行時にしか分からない問題は苦手。
- **DAST（動的解析）**：**動いているアプリ**にリクエストを送り、外から見える挙動で判定する。実環境の問題（設定・ヘッダー・反射XSS）に強いが、デプロイが要り、コード上の位置は分からない。
- **SCA（依存解析）**：あなたのコードではなく、**`node_modules` の中の既知CVE**を見る。最も安く効果が高い。
- **シークレットスキャン**：APIキーやトークンの**混入**を見る。

この4つは**競合ではなく補完**です。SASTとDASTは「内から見るか／外から見るか」の違いで、**両方やると検出が重なりつつ補い合います**。各層の実装手順は[OWASP公式手法のハンズオン記事](/blog/web-application-vulnerability-assessment-owasp-zap-sast-dast-guide)で詳しく扱っています。本記事はその「どのツールを選ぶか」に集中します。

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## 2. DAST対決：OWASP ZAP vs Burp Suite Professional

動的診断の二大巨頭です。**この選択を、多くのチームが最初に迷います。** 結論から言うと、**「CIで自動化したいならZAP、手練れの手動精査ならBurp」**です。

| 比較項目 | **OWASP ZAP** | **Burp Suite Professional** |
|---|---|---|
| 価格 | **完全無料**（Apache-2.0） | **$475 / ユーザー / 年**（2026年） |
| 運営 | Checkmarx体制（旧OWASP、無料は維持） | PortSwigger |
| ライセンス単位 | 制限なし | **ユーザー単位**（個人テスター向け） |
| 自動化 / CI | **YAML（Automation Framework）＋GitHub Action**が強力 | DAST（旧Enterprise）は別製品・要問い合わせ |
| 手動テスト | 可能（プロキシ・各種ツール） | **業界標準**（Repeater/Intruder/拡張） |
| 検出の幅 | 実用十分。多くのチームで「good enough」以上 | ベンチマークで検出種別が多い傾向 |
| 学習曲線 | 中（自動化は学びやすい） | 中〜高（手動の自由度が高い分） |
| AI支援 | — | Burp AI を同梱 |

（出典：[PortSwigger 公式価格](https://portswigger.net/buy/pro) ／ [ZAP 公式](https://www.zaproxy.org/)）

### どちらを選ぶか

- **個人開発・スタートアップ・CI内製化が目的** → **ZAP一択**。完全無料で、`zaproxy/action-baseline` によるGitHub Actions連携が即日組める。コストゼロで「good enough」を超える価値が出ます。
- **専任のセキュリティエンジニアが手動で深く攻める** → **Burp Professional**。Repeater/Intruderの操作性と拡張エコシステム（BApp Store）は、手動精査の生産性で頭一つ抜けます。$475/年は、プロの工数価値に対しては安い投資です。
- **両方使う**のも普通です。CIではZAP、手動の深掘りではBurp、と役割分担するチームは多い。**排他ではありません。**

> **補足（無料版の落とし穴）：** Burp Suite **Community**（無料版）はスキャナが無く、Intruderにスロットルがかかります。**「無料でDASTを自動化したい」用途では、Communityではなく ZAP を選ぶ**のが正解です。

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## 3. SAST：Semgrepを出発点に

コードの静的解析は、**[Semgrep](https://semgrep.dev/)** が無料で始められる実用的な起点です。

- **OWASP Top 10対応ルール**（`p/owasp-top-ten`）が公式提供されており、検出を**Top 10カテゴリにマッピングして報告**できる。
- **SARIF出力**でGitHub Code Scanningに集約でき、回帰を恒久的に防げる。
- ルールが読める（YAML）ので、**自社固有の禁止パターンを追加**しやすい（ETC：変更が容易）。

```bash
# OWASP Top 10 + TypeScript/React ルールでスキャンし、SARIFで出力
npx semgrep scan \
  --config=p/owasp-top-ten --config=p/typescript --config=p/react \
  --sarif --output=semgrep.sarif
```

GitHub中心の組織なら **CodeQL**（GitHub純正、パブリックリポジトリは無料）も強力な選択肢です。商用では Snyk Code / Checkmarx が、IDE連携や大規模運用・サポートで差別化します。**まずSemgrepで始め、運用規模が拡大したら商用を検討**——が無理のない順序です。

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## 4. SCA・シークレット：ここは全部無料で揃う

依存と秘密情報の層は、**無料のエコシステム標準で十分**です。有料ツールにこの層を含める必要は、ほとんどありません。

| 用途 | ツール | ひとこと |
|---|---|---|
| 依存のCVE検出 | **`npm audit`** | 1コマンド。CIで `--audit-level=moderate` |
| 依存の自動修正PR | **Dependabot** | `.github/dependabot.yml` を置くだけ |
| 横断的な依存照合 | **OSV-Scanner**（Google） | OSV.dev基盤、多言語 |
| 秘密の検出 | **Gitleaks** | 全履歴を走査、SARIF対応 |
| 秘密のpush阻止 | **GitHub Secret Scanning（Push Protection）** | コミットに秘密が混じるとpushをブロック |

商用の **Snyk** や **GitGuardian** は、ダッシュボード・優先度付け・組織横断の可視化で価値を出しますが、**まずは無料で土台を固める**のが鉄則です。

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## 5. 国産SaaS型自動診断：AeyeScan / VAddy / Securify

「OSSの運用工数を割けない」「日本語のサポートと報告書が要る」「専門知識のないチームでも回したい」——この要件には、**国産のSaaS型自動診断ツール**が向きます。OSSの自由度を、**運用の手軽さとサポートで買い取る**選択肢です。

- **[AeyeScan](https://www.aeyescan.jp/)**（エーアイセキュリティラボ）：**AIによる自動クローリング**でSPA・複雑な画面遷移もカバーするクラウド型DAST。ITR Market Viewの該当市場で**ベンダー別シェア1位**（FY2024実績）と公表されています。
- **VAddy**（Bitforest）：**CI/CDへの組み込み**を前提に設計されたクラウド型。デプロイのたびに自動診断を回す DevSecOps 用途に向く。
- **Securify**（スリーシェイク）：脆弱性診断・クラウド監視・資産管理を束ねた**国産の統合プラットフォーム**。

これらは「**自動診断（＝水平の穴）を、内製で・継続的に・日本語サポート付きで回したい**」ニーズの最適解になり得ます。ただし——次節の限界は、SaaSでもOSSでも変わりません。

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## 6. 商用統合DAST：エンタープライズの選択肢

大規模・多数アプリ・コンプライアンス要件がある組織では、**統合型の商用DAST**が選択肢に入ります。**Acunetix** / **Invicti**（旧Netsparker）/ **Burp Suite DAST**（旧Enterprise）などで、スケジュール実行・チーム管理・大量アプリの一元管理・誤検知の少なさ（証明ベースの検出）を売りにします。価格は「要問い合わせ」が基本で、年間数十万〜数百万円規模になります。**「アプリが数十〜数百あり、人手では回らない」段階で初めて費用対効果が出る**カテゴリです。

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## 7. どれだけツールを足しても塞げない領域

ここが本記事で一番伝えたい一線です。**ZAPもBurpもSemgrepも国産SaaSも、見ているのは「水平の穴」です。** ツールの種類をいくら増やしても、次の**「垂直のリスク」**は原理的に検出できません。

| ツールで塞げる（水平） | ツールでは塞げない（垂直） |
|---|---|
| インジェクション・設定ミス・既知CVE・秘密の混入 | **認可/IDOR**（他人のデータが見える） |
| 反射XSS・ヘッダー欠落・脆弱な依存 | **業務ロジックの悪用**（数量・価格・状態遷移） |
| 既知パターンの構造的欠陥 | **テナント分離・権限昇格・設計の妥当性** |

理由は明快です。「この請求書を見てよいのは誰か」は、**あなたの事業ルールの"意味"**に依存し、ツールはあなたのデータモデルを知りません。だから、いくら高価なスキャナでも、認可の欠落を「欠落」と判定できない。この垂直リスクの代表である認可欠陥（IDOR/BOLA）は[OWASP API Security Top 10で初版以来ずっと1位](https://owasp.org/API-Security/editions/2023/en/0xa1-broken-object-level-authorization/)——「最も普通に起きる漏洩」です。検出と多層防御の具体は[IDOR・認可欠陥の検出記事](/blog/nextjs-supabase-idor-broken-authorization-rls-detection-guide)に、ツールと人手の境界線は[セキュリティ監査は何を見るのか](/blog/nextjs-supabase-security-audit-scope-when-needed-guide)にまとめています。

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## 8. 選び方フローチャート — 規模・予算・体制別

最後に、迷ったときの実践的な指針です。

1. **まず無料で土台（全規模共通）**：SCA（`npm audit`＋Dependabot）→ シークレット（Gitleaks＋Push Protection）→ SAST（Semgrep）→ DAST（ZAP baseline）。**ここまでは予算ゼロ・即日**。
2. **CIで自動化したい** → ZAP（Automation Framework＋GitHub Action）＋Semgrep（SARIF）。[CI統合の手順はこちら](/blog/nextjs-supabase-security-ci-sarif-github-actions-guide)。
3. **手動で深く攻めたい / 専任がいる** → Burp Suite Professional（$475/年）を追加。
4. **内製の運用工数が割けない / 日本語サポートが要る** → 国産SaaS型（AeyeScan / VAddy / Securify）。
5. **アプリが多数・コンプラ要件** → 商用統合DAST（Acunetix / Invicti / Burp DAST）。
6. **認可・業務ロジックの妥当性を保証したい** → **どのツールでも不可**。手動診断・監査へ。

**鉄則は「無料で水平を一掃 → 足りないところだけ課金 → 垂直は人手」**。最初から高価なツールを買うより、無料で土台を固め、ボトルネックが見えてから投資するのが、最もコスト効率の高い順序です。

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## まとめ — ツールは「層」で選び、限界を正しく知る

- 脆弱性診断ツールは**1つで全部はムリ**。SAST/DAST/SCA/シークレットを**層で組む**。
- **DASTはZAP（無料・CI自動化）かBurp（$475/年・手動精査）**。排他ではなく役割分担。
- **SAST＝Semgrep、SCA＝npm audit＋Dependabot、秘密＝Gitleaks**。土台は全部無料。
- **国産SaaS（AeyeScan/VAddy/Securify）**は運用工数とサポートを買い取る選択肢。
- どれだけ足しても**認可/IDOR・業務ロジックは塞げない**。垂直は人手の領域。

ツール選定は、製品名の人気ではなく**「どの層を、どの体制で守るか」**で決まります。まずは無料の土台を組み、御社の規模と体制に合うところだけを投資に回す——その設計から、お手伝いできます。自作の無料OSS [Aegis](/aegis) で現状を可視化するところから始めるのもおすすめです。
